そうだよね、好きな人とのすてきな思い出は自分だけのなかで大事にしたいよね、きっと。
【そっか。わかった。ごめんね、しつこく聞いて】
【いいよー、大丈夫】
それから少しだけたわいない会話を続けて、おやすみを送るとLINEを閉じた。
ああ、とうとうきたな、とわたしは思った。えれなにとってはこれからは一番特別なのは颯太くんになるんだろう。
わたしも覚悟を決めておかなきゃなと、しみじみ思う。
えれなという太陽がいなくなったとたん、宇宙の暗闇に消えてしまう星になるのか、ささやかでも自ら光を発することができる星になるのか。分かれ道にいま立たされているのだと思う。
【そっか。わかった。ごめんね、しつこく聞いて】
【いいよー、大丈夫】
それから少しだけたわいない会話を続けて、おやすみを送るとLINEを閉じた。
ああ、とうとうきたな、とわたしは思った。えれなにとってはこれからは一番特別なのは颯太くんになるんだろう。
わたしも覚悟を決めておかなきゃなと、しみじみ思う。
えれなという太陽がいなくなったとたん、宇宙の暗闇に消えてしまう星になるのか、ささやかでも自ら光を発することができる星になるのか。分かれ道にいま立たされているのだと思う。