でも、わたしにとっては違う。 強く握ってくれる颯太くんの大きな手のぬくもりが、うれしくて、愛しくて、だからこそ悲しくなる。幸せなのに苦しくて、この気持ちをどう扱っていいのかわからない。 そんな自分がほんとにばかみたいって思うけど、でも、どうしようもない。