四つの軍の応援合戦が終わると、応援団員たちは不安げな顔で協議する審査員の教師達を見つめていた。
応援する気持ちが大切なのに、非情にも点数がついてしまう。そんな残酷さがあるからこそ、応援団は名物でもあるし、花形なのだ。ぴんと張りつめた空気の中、審査員長の校長先生がマイクを持った。
「今年度の応援合戦の結果を発表します!」
グランドがしんとしずまりかえる。
「第四位、赤軍」
とたんに、赤軍から悲鳴がおきた。応援団のメンバーが崩れおちる。
見ているのがつらくなってしまう風景だ。
「第三位、緑軍」
わたしは我慢できなくて、目を閉じた。手を組んで祈る。
「第二位、白軍!」
とたんにわたしの周りから歓声がわき上がる。
「第一位! 青軍!」
「よっしゃー!!」
颯太くんが叫ぶ声が聞こえた。思いっきりガッツポーズをして、身体を反り返らせるようになってさけんでいるのが見える。そんな颯太くんにぶつかるようにして、青軍の応援団員たちが抱き合った。
応援する気持ちが大切なのに、非情にも点数がついてしまう。そんな残酷さがあるからこそ、応援団は名物でもあるし、花形なのだ。ぴんと張りつめた空気の中、審査員長の校長先生がマイクを持った。
「今年度の応援合戦の結果を発表します!」
グランドがしんとしずまりかえる。
「第四位、赤軍」
とたんに、赤軍から悲鳴がおきた。応援団のメンバーが崩れおちる。
見ているのがつらくなってしまう風景だ。
「第三位、緑軍」
わたしは我慢できなくて、目を閉じた。手を組んで祈る。
「第二位、白軍!」
とたんにわたしの周りから歓声がわき上がる。
「第一位! 青軍!」
「よっしゃー!!」
颯太くんが叫ぶ声が聞こえた。思いっきりガッツポーズをして、身体を反り返らせるようになってさけんでいるのが見える。そんな颯太くんにぶつかるようにして、青軍の応援団員たちが抱き合った。