最近の自分が、おかしなくらい不安定だというのは自覚している。
前までは、なにか嫌なことがあっても笑顔で呑み込めていたし、お母さんにきついことを言われても聞き流すことができていた。
寝たら忘れる、とまでは言わないけれど、一日経てば、だいぶ気持ちが落ち着いていた。
でもこのところは、家にいても学校にいても常に心が波立っている。
恋は叶わないし、家族との関係も友達との関係もストレスに感じてしまうことがあるし、将来のことも全く決められなくて足下がふわふわしている。
なにもかもうまくいかない。次から次にわたしの心を乱すことがやってくる。
どうすれば暗い感情を前みたいに呑み込むことができるのか、やり方を忘れてしまった。
ふうっとため息をつきながら、柄の長いスプーンでバニラアイスを小さくすくう。
氷がからころと音を立てた。
アイスの表面に触れたメロンソーダが黄緑色に凍って貼りついている。
しゃりしゃりとシャーベットみたいな食感をしたこの部分を食べるのが好きだったな、と思い出した。
あのころは毎日がただ楽しいことばかりで、未来はきらきら輝いて見えていた。
それなのに、いつの間にわたしはこんなふうにどんより曇ったつまらない人間になってしまったんだろう。
前までは、なにか嫌なことがあっても笑顔で呑み込めていたし、お母さんにきついことを言われても聞き流すことができていた。
寝たら忘れる、とまでは言わないけれど、一日経てば、だいぶ気持ちが落ち着いていた。
でもこのところは、家にいても学校にいても常に心が波立っている。
恋は叶わないし、家族との関係も友達との関係もストレスに感じてしまうことがあるし、将来のことも全く決められなくて足下がふわふわしている。
なにもかもうまくいかない。次から次にわたしの心を乱すことがやってくる。
どうすれば暗い感情を前みたいに呑み込むことができるのか、やり方を忘れてしまった。
ふうっとため息をつきながら、柄の長いスプーンでバニラアイスを小さくすくう。
氷がからころと音を立てた。
アイスの表面に触れたメロンソーダが黄緑色に凍って貼りついている。
しゃりしゃりとシャーベットみたいな食感をしたこの部分を食べるのが好きだったな、と思い出した。
あのころは毎日がただ楽しいことばかりで、未来はきらきら輝いて見えていた。
それなのに、いつの間にわたしはこんなふうにどんより曇ったつまらない人間になってしまったんだろう。