何時間にも感じられた昼食時間が終わって、午後の授業を終えたあと、担任の先生に「広瀬、ちょっと」と呼ばれた。
小走りで駆け寄ると、先生から一枚のメモを渡される。
「これ、進路の先生から預かってきたぞ。次の面談の呼び出し。忘れないようにな」
見ると、来週の日付と時間が書かれていた。
「あ……はい、分かりました」
笑顔でうなずきながらも、気持ちはどんどん沈んでいった。
またあの面談を受けないといけない。またあの説教をされる。考えただけで気が重くて、心が暗くなった。
当たり前だけれど、前回の面談から何ひとつ進展していなかった。
いちおう自分なりに進路関係の本を読んでみたり、ネットで調べてみたりしたけれど、全部右から左へと素通りしていくだけで、何も頭に残らない。
これ以上調べたところで、目から鱗が落ちるような新しい発見があるなんて思えないし、きっと何も変わらないだろう。
どうしよう。嫌だ。来週なんて来なければいいのに。
わたしは心の中で深い深いため息をついた。
小走りで駆け寄ると、先生から一枚のメモを渡される。
「これ、進路の先生から預かってきたぞ。次の面談の呼び出し。忘れないようにな」
見ると、来週の日付と時間が書かれていた。
「あ……はい、分かりました」
笑顔でうなずきながらも、気持ちはどんどん沈んでいった。
またあの面談を受けないといけない。またあの説教をされる。考えただけで気が重くて、心が暗くなった。
当たり前だけれど、前回の面談から何ひとつ進展していなかった。
いちおう自分なりに進路関係の本を読んでみたり、ネットで調べてみたりしたけれど、全部右から左へと素通りしていくだけで、何も頭に残らない。
これ以上調べたところで、目から鱗が落ちるような新しい発見があるなんて思えないし、きっと何も変わらないだろう。
どうしよう。嫌だ。来週なんて来なければいいのに。
わたしは心の中で深い深いため息をついた。