【あとがき】
『笑って。僕の大好きなひと。』 ラストまでお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
約5年ぶりの連載ということで、最後まで書けるか心配でしたが、おかげさまで無事に完結できました(*^^*)
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このお話を書こうと思ったのは、今年の五月に亡くなった愛犬への気持ちを形にしたかったからです。
いい歳した大人がこんなことを言うのは恥ずかしいのですが、本当に本当に大切な存在だったので、亡くなったあとは食事も喉を通らず泣き暮らしていました。
そんなとき、歩き出すキッカケになったのがスタ文大賞でした。
大賞のエントリーが始まったのは、ちょうど愛犬の初七日と同じ日。
そして、エントリー締切日は、愛犬の百か日と同じだったんです。
単なる偶然ではありますが、「ああ、前に進むタイミングだ」と個人的に感じ、想いのすべてをこの作品に託すことに決めました。
大切な存在であればあるほど、失う痛みも大きくなります。
だけどその痛みは、それだけたくさんの幸せをもらった証。
だったら痛みも悲しみも後悔も、まるごと全部受け入れて、わたしは今生きている世界を愛していこう。
そんなことを思いながら、環とノアの七日間を描きました。
読者さまにコレを絶対伝えたい、みたいな立派な想いで書いた作品だとは正直言えません。
ただただ自分のために書いた物語です。
だけどもしも、読んでくださった方の心の中に、何かひとつでも残るものがあったとしたら、わたしはとても幸せです。
このタイミングで執筆するキッカケを与えてくれたスタ文大賞と、すべての読者さまに、心からお礼を言わせてください。
本当にありがとうございました!
そしてこれからも、よろしくお願いいたします(*^^*)
2016.8.8 十和
≪レビューありがとうございます≫
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心の底から感謝しています!