ますます違和感が強くなってきて、モヤモヤしてくる。


そんな私を見た眞子は、私が過去の彼を思い出せるように、橋倉颯に関する様々な記憶を披露してくれた。


去年、眞子と同じ委員会で、橋倉くんが積極的に眞子や他の生徒の仕事を手伝ってくれたこと。そのことを眞子が私に話したこと。


体育祭の騎馬戦で、橋倉くんが相手の団長の騎馬を落として、団を勝利へ導いたこと。


文化祭の劇の中でコントをして、会場の笑いをたくさんとったこと。