「つぐ、俺と一緒に、未来を歩いてくれるか?」
「もう、歩いてるじゃない」
もしかしたら、存在しなかったかもしれない未来を。
「そうだな」
朝陽は「フッ」と笑うと突然私の肩を引きせ、唇を重ねた。
生きることを選択してくれた朝陽と、私はこれからもずっと生きていく。
これからも辛いことはあるだろう。そのたびに確認したい。
“生きていなくちゃ、なにもできない”と。
生きていれば、神様だって説得できるんだよ。
ね、朝陽。
【END】
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