それから3日が経った。


彩芽とは公園で彼女を突き放したあの日から一度も会ってはいないし、スミレと芹香とも相変わらず話もしていないしお互いに避けている状態。


だけど、ここに来て問題が発生。


今日の授業のラインナップに、なんと体育が含まれているのだ。


女子の体育は今、二人一組でバドミントンをやっている。
あたしのペアは……あろうことかスミレ。


ペアを組んだ時は、スミレのペアはあたししか有り得ないとまで思って、必死で芹香と一緒にならないようにしていた。


それなのに、今はこんなにも、ペアを組まなければよかったと後悔しているほど、気まずくて仕方がない。


だがしかし、時間は刻一刻とせまりつづけ、あっという間に4時間目の体育の前となってしまった。


体育着に着替えながら、あたしはとんでもなく重いため息をついた。


いつもなら、こうして体育着に着替えている間も隣にはスミレがいたのに、今はぽつんと独りぼっち。


更衣室の入口の近くにあたしがいて、奥の方にスミレと芹香が仲良くおしゃべりをしながら着替えている。