——『我々は、反乱軍である』


 ——『これは、学校に対する、優劣をつけて子供を格付けする大人たちに対する、そしてこの狭い学校という場所で偉そうにしているお前たちに対する——』


 ——『宣戦布告である』





 あの放送が私の毎日をぶっ壊した。
 心を殺して、必死に、だけど楽に、過ごしていただけの毎日を。

 私の、憂鬱で、悶々とした日常を、彼らがぶっ壊してくれた。
 

 ヒエラルキーの頂点にいた人や、底辺にいた人が、こうしてここに集まって、一緒に走っている。
 

 狡くて、身勝手な私たち。
 小さな、歴史なんかには残らないクーデターだった。未遂で終わってしまったクーデターだった。


 だけど、間違いなく、クーデターだった。

 私たちの日常は、あのクーデターによって、壊れて、新しく、再構築されていくんだ。


 拳を振るうことが戦う方法じゃない。
 立ち向かうことだけが強さじゃない。

 どんな方法でも、いいんだ。



 制服を着て、私たちは毎日、戦っている。
 友だちや、先生や、自分や、勉強や、おしゃれや親と。

 他人からすればちっぽけでバカバカしいことかもしれないけれど、必死に、闘いながらこの"秘色色"の中で過ごしているんだ。


 だから、お願い。
 耳を傾けて、声を聞いて。

 ——私も、叫ぶから。



 間違っていたとしても、声を出して、叫ぶしかない。声を聞いて、向き合うしかない。

 自分と、他人と、この学校と。大切な友人や、好きな人と。