その名前を出した途端、ガタッと机を揺らして立ち上がった翔太。
「み、美雪!? 美雪のために何をするんだ!! 明日香!」
私の肩をつかんで、顔を近づけて前後に揺する。
ち、近い近い!
でも、翔太は本当に美雪が好きなんだな。
美雪のためなら、人だって殺しそうな怖さを感じるよ。
そんな翔太を連れて屋上に行くと……そこには遥と日菜子がいて、何やら話をしていた。
「あ、明日香ぁ! どこに行ってたの? 伊勢君と教室からいなくなってさ! 暇だから三神さんと話してたんだよ?」
「失礼じゃない? 私は暇潰しってわけ?」
日菜子の言葉に、特に怒っている様子もなく呟いた遥。
私の後ろにいる翔太に気づいて、目を細めた。
「……翔太を連れてきて、何かあるの? 『カラダ探し』の事なら、私と明日香の話で十分だと思うけど」
「そうじゃなくてさ、美紀の『呪い』について詳しく聞きたいんだ。私達に何ができるか、わかるかもしれないでしょ?」
「み、美雪!? 美雪のために何をするんだ!! 明日香!」
私の肩をつかんで、顔を近づけて前後に揺する。
ち、近い近い!
でも、翔太は本当に美雪が好きなんだな。
美雪のためなら、人だって殺しそうな怖さを感じるよ。
そんな翔太を連れて屋上に行くと……そこには遥と日菜子がいて、何やら話をしていた。
「あ、明日香ぁ! どこに行ってたの? 伊勢君と教室からいなくなってさ! 暇だから三神さんと話してたんだよ?」
「失礼じゃない? 私は暇潰しってわけ?」
日菜子の言葉に、特に怒っている様子もなく呟いた遥。
私の後ろにいる翔太に気づいて、目を細めた。
「……翔太を連れてきて、何かあるの? 『カラダ探し』の事なら、私と明日香の話で十分だと思うけど」
「そうじゃなくてさ、美紀の『呪い』について詳しく聞きたいんだ。私達に何ができるか、わかるかもしれないでしょ?」