突然の出来事に、棺桶に逃げ込む事もできずに、幸恵は武司と共に床に転がったのだ。
「は、離しなさいよ! このスケベ! 変態! 私に触っていいのは伊勢君だけなんだから!!」
武司につかまれながらも、激しく脚を動かして抵抗する幸恵。
私は……このクラスメイトにどんな感情を持てばいいんだろう。
あまりにも哀れで、かける言葉が見つからなかった。
「……どうするの? 残ったのはこの5人。棺桶に入るのは中島君でいいと思っていたけど、その中島君は死んでしまったわ」
遥の言葉に、私は頭を悩ませた。
誰が棺桶の中に入るって……この5人の中の誰かでしょ?
「どこ触ってんのよ! 痴漢! レイプ魔!!」
「ギャーギャーわめくな!! 明日香! こいつは入れさせねえぜ! 俺をコケにした事を後悔させてやるんだからよ!」
暴れる幸恵を強引に立ち上がらせて、私にそう言った武司。
だけど、だったら誰が棺桶に……。
「僕が……中に入るよ。この中に誰かが入れば、『カラダ探し』は終わるんだよね? だったら僕が」
「は、離しなさいよ! このスケベ! 変態! 私に触っていいのは伊勢君だけなんだから!!」
武司につかまれながらも、激しく脚を動かして抵抗する幸恵。
私は……このクラスメイトにどんな感情を持てばいいんだろう。
あまりにも哀れで、かける言葉が見つからなかった。
「……どうするの? 残ったのはこの5人。棺桶に入るのは中島君でいいと思っていたけど、その中島君は死んでしまったわ」
遥の言葉に、私は頭を悩ませた。
誰が棺桶の中に入るって……この5人の中の誰かでしょ?
「どこ触ってんのよ! 痴漢! レイプ魔!!」
「ギャーギャーわめくな!! 明日香! こいつは入れさせねえぜ! 俺をコケにした事を後悔させてやるんだからよ!」
暴れる幸恵を強引に立ち上がらせて、私にそう言った武司。
だけど、だったら誰が棺桶に……。
「僕が……中に入るよ。この中に誰かが入れば、『カラダ探し』は終わるんだよね? だったら僕が」