「そうだよ、小川君は頑張ってくれてるんだからね。男子の中でひとりだけ私達に協力してくれてるんだよ」
「だったら……いいんだけどよ。すまねぇな、疑ったりしてよ」
ポリポリと頭をかいて、私の隣に戻った。
さて……あの事を話さなきゃ。
4つ目のカラダを納める事ができなかったなんて、やっぱり言いにくい。
「バカな話はそこまでよ。残るカラダはあと4つ。やっと半分のカラダが集まったって事ね」
……なかなか言う決心がつかないのに、早くも遥の口からその話題が。
今言わなきゃ、後になってからじゃ言えなくなる。
「あ、あのさ、その話なんだけど……」
失敗の報告はどうしてこんなに怖いのかな。
ジェットコースターの頂点から、急降下する時に似たような感覚に包まれながら私は、「昨日」の事を話した。
「……つまり、せっかく見つけたカラダを棺桶に納められずに、殺されたってわけね? 何をしてるんだか」
私の話を聞いて、呆れたように遥が首を横に振る。