やっぱり歓迎はされないよね。
私だって抵抗があるし、素直に受け入れる気にはなれないから。
だけど、私と遥は「カラダ探し」でつながってしまった。
遥がどうして幸恵の言葉を冗談じゃないと思ったのか、それを聞きたいとも思っていたから。
「まあまあふたりとも。実はさ、幸恵に言われたアレ……遥は本気にしてるんだよね。私は違うと思うんだけど……」
私がそう言うと、留美子と結子だけではなく、ぼんやりしていた翔太までもが遥に視線を向けた。
「アレって、『カラダ探し』? ないない! 遥も幸恵も知らないと思うけど、美雪がまだ目覚めてないの! それなのに『カラダ探し』なんてさせられるはずないでしょ!」
箸の先をペロッとなめて、それで遥を指してみせる留美子。
「どういう理屈でそうなるのかしら? 誰かが捕らえられてるから『カラダ探し』が発生しないなんて都合のいい話、あるはずがないでしょ? あいつらは……そんなのお構いなしなのよ」
留美子の言葉を完全に否定するような遥の言葉に、翔太が口を開いた。