その内容に、私はガックリと肩を落とした。


少しは仲良くなったと思ったのに、遥はそうは思ってないのかな。


それなのに、日菜子とは仲良くなっちゃってさ。


「カラダ探し」をやってる者同士、仲良くできるかな? なんて思うのは間違いなのかな。


どこかに行こうとしてもどこにも行けない。


それが、今日の私だった。


それから私は、高広と小川君、昼休みからは留美子と結子も含めて5人で過ごした。


翔太はぼんやりしたままで、5限目が始まる頃には教室に戻って。


このメンバーだったら、今日の「カラダ探し」はどうするとか考えていただろうけど、それもない。


無駄に放課後までの時間を過ごして、私は家に戻った。


いつものようにお弁当箱をキッチンに置き、部屋に戻ってベッドに横になった私は、遥と日菜子の事を考えていた。


遥は日菜子に優しくて、私がやったなら激怒されるようなミスをしても、優しく諭すだけで怒らなかったよね。


日菜子も日が経つにつれて遥に慣れたみたいだし。