制服を脱いでハンガーにかけ、着替えて布団の中に。
まだメールは来ないと、何度も問い合わせをしているうちに、身体がフワフワして眠くなってきた。
着信があればすぐにわかるように、枕元に携帯電話を置いて。
高広と遥に、少し不安になりながらも、私は落ちるように眠りに就いた。
遥のあの目を……何度も思い出しながら。
それでも、眠気に勝てるほどの恐怖はなかった。
テロリロテロリロ。
テロリロテロリロ。
私を眠りから呼び覚ます、携帯電話の着信音。
何がどうなっているんだと、半分寝ぼけながら枕元にある携帯電話を手に取り、それを開いた。
画面にはメールのアイコン。
高広からのメールを待っている事も忘れて、誰からだろうと受信メールを開いた。
香山日菜子……。
私と仲のいいクラスメイトで、「カラダ探し」をさせられる前はよく遊んでいた子だ。
携帯電話の時計を見ると18時24分。
どれだけ寝たんだと、自分自身に呆れながらメールを読んだ。