11月25日。
私が「カラダ探し」から解放されて四日が経った。
美雪が目覚める日を待って、「呪い」を解くらしいけど、そんな方法が本当にあるのかな。
信じていないわけじゃないけれど、残った私達もそれに向けて何か行動を起こすべきじゃないかと、お弁当を食べながら考えていた。
「おい、明日香。何ボーッとしてんだよ? まだ何か考えてんのか?」
高広の声に、ハッと我に返った私は、慌てて顔を上げた。
「カラダ探し」をしていた時、いつもいた屋上は、今でも私達が集まる場所になっていて、皆、自分の落ち着く所に腰を下ろしていた。
「高広、明日香の事しか考えてないあんたとは違うんだって。明日香は本当に『呪い』が解けるか考えてるんだよ。ね?」
少し離れた場所で、聞き耳を立てていたのか、留美子が箸で高広を指して呆れた表情を浮かべる。
高広、留美子、翔太に結子。
でも、私を助けてくれた美雪と武司はここにはいない。
美雪は仕方ないとして……武司はどうしたんだろう。
真面目ではないけれど、昼休みになるまで登校しなかった事なんて、私が知ってる限りはなかったのに。
私が「カラダ探し」から解放されて四日が経った。
美雪が目覚める日を待って、「呪い」を解くらしいけど、そんな方法が本当にあるのかな。
信じていないわけじゃないけれど、残った私達もそれに向けて何か行動を起こすべきじゃないかと、お弁当を食べながら考えていた。
「おい、明日香。何ボーッとしてんだよ? まだ何か考えてんのか?」
高広の声に、ハッと我に返った私は、慌てて顔を上げた。
「カラダ探し」をしていた時、いつもいた屋上は、今でも私達が集まる場所になっていて、皆、自分の落ち着く所に腰を下ろしていた。
「高広、明日香の事しか考えてないあんたとは違うんだって。明日香は本当に『呪い』が解けるか考えてるんだよ。ね?」
少し離れた場所で、聞き耳を立てていたのか、留美子が箸で高広を指して呆れた表情を浮かべる。
高広、留美子、翔太に結子。
でも、私を助けてくれた美雪と武司はここにはいない。
美雪は仕方ないとして……武司はどうしたんだろう。
真面目ではないけれど、昼休みになるまで登校しなかった事なんて、私が知ってる限りはなかったのに。