「え!?どどどどうした!?みなみ!?」


私は慌ててみなみに駆け寄った。

みなみはバウンサーの下で天井を仰ぎ、渋い顔をしている。
非情に不本意そうではあるけど、泣いてはいない。

どうやら、みなみは暴れてズリ落ちたらしい。
飛び出して転がり落ちたわけではないけれど、ずるずるっとバウンサーの斜面に沿って落っこちたのだ。

下はフローリングの床だ。


どうしよう!!
頭!打ってない!?


私はみなみを抱き上げ、後頭部や即頭部を撫でさする。
たんこぶはできていない。


でも、私の過失でみなみに怪我をさせたかもしれない!

ごめんね、みなみ!
ママがちょっと面倒だからってガードをしなかったせいだ!

注意1秒、怪我一生っていうのにね!!
ホント、ごめんね!


どうしよう!頭ぶつけちゃってるよ!