その後もみなみはご機嫌斜めだった。
授乳を終えて寝かしつけても、すぐに起き出し、昼食を摂る暇がないくらい怒り狂っている。
午後、私が料理にかかると、またしてもゼンさんの腕の中で暴れ続けた。
さすがに疲れたゼンさんを残して、二人でベビーカー出動。
近所の公園をぐるっと回ってきた。
しかし、みなみ女史、絶賛不機嫌中。
「ふうぎゃああああ!あああああ!」
何が気に入らないんだろう。
っていうか、なんでこんなに泣くんだろう。
赤ん坊の泣き声がこんなに苦しいものだと思わなかったよ。
泣き止ませられないのが、まるで私の責任でもあるかのような無力感。
は~、みなみさ~ん。
頼んますよ~。