私はやってきたミルクティーをごくごくと一気飲みした。
ひとりの気楽さは吹っ飛んでいた。
早く帰らなきゃ。

今、みなみと離れているのは、精神的によろしくない。
ラクだけど、なんかとっても不安!


私は両手にエコバッグを下げ、大急ぎで帰途についた。

マンションまでは5分ほど。あっという間の距離だ。
マンションが見えてくると、遠くから赤ん坊の泣き声が……。もしや!?

私が早足でマンションの前までやってくると、三階の私たちの部屋の窓あたりから大きな泣き声が聞こえた。


「ぎゃああああ!うやああああ!」


間違いない、みなみだ!

しかし、窓開けてると、こんなに外に声が響くのね。うわぁ、気を付けようっと。

……って今はそれは置いといて!


私はダッシュでエレベーターに飛び乗った。