みなみがいない。

みなみを抱っこしなくていい。

すっごいラク!!


以前は、こっちの方が普通だった。

私はひとりでどこにでも行けたし、どこでお茶しようが買い物しようが自由だった。
でも……赤ん坊が産まれて……。

そう、今の私には自由が足りない。


でも、同時に気づく。
みなみがいないことに物足りなさを感じる自分がいる。

たった2ヶ月なのに、私の人生はもうみなみ無しでは語れない。
みなみがいる日々こそが真実で、みなみがいない今はどこかふわふわと夢の中みたいだ。


みなみ、どうしてるかな。
みなみ、泣いてないかな。

離れたからこそ強く感じる娘の存在。

自由なのに、ラクなのに、……あんなにひとりになりたいと思ったのに、
みなみに会いたい。