「お茶でも淹れる?あ、休んでくれば?私がみなみちゃんを見てるから」


「いいよ、大丈夫」


今、母に任せるのはいけない気がした。
そのままズルズルとみなみに関われない母親になりそうで。

母は私の表情に思うところがあったみたいだけれど、口にはしない。
みなみをバウンサーに移動させると、お茶を淹れ始めた。


「ひとりで育児は大変だから。つらくなったら、いつでも遊びにきなさいね」


「大丈夫だよー」


「本当よ」


「もう、心配しなくても大丈夫だって」


私は口癖みたいに「大丈夫」を連呼した。


大丈夫、大丈夫。

私はみなみを愛してる。


愛して産んだ娘だもん。
大好きなゼンさんとの子だもん。


可愛く思えないなんて、きっと一時的なこと。