超痛快で大共感! 汐見夏衛の最新作!!

< 直筆メッセージ >

作品あらすじ

我が道を行く最強転校生がクラスをひっくり返す――


高2の夏。森川涼風の過ごす平穏なクラスにトンデモ転校生・古都琴子がやってきた。転校初日から、周りの目を気にせず自由気ままに振る舞う琴子は、『ザ・我が道を行く』タイプ。強面教師のパワハラに物申し、クラスのヒーローになったかと思ったら、琴子自身は言いたいことを好き勝手言う自由っぷり。はたまた、勝手に文芸部の部長になったかと思えば、無理やり涼風を巻き込んだり…。「まあ、私は好きに生きるから、君たちも好きに生きたまえ」圧巻の青春小説。

登場人物紹介

古都 琴子:『人間らしい人間』をやめると決めた転校生。文芸部の部長。


『私、人間は引退したので、悪しからず』

森川 涼風:クラスにいる地味な男子、文芸部の幽霊部員。


『彼女はある日突然、僕らの前に姿を現した。それはまるで嵐のような横暴さだった。』

佐東 流奈:何をするにも時間がかかり、普通のことをするだけでも精一杯。


『ひと目見た瞬間、彼女は私の憧れになった。私は彼女みたいになりたかった。』

伊勢崎 乃亜:琴子を疎ましく感じている。


『彼女に出会った瞬間、「あ、私こいつ嫌いだ」と確信した。こういう私の直感は、たいてい外れない。』

猪飼 洸汰:「みんなに見せてる自分」と「本当の自分」のギャップに悩んでいる。


『彼女にはきっと自分の幸せの形がはっきり見えているのだろう。俺にもいつか見える日が来るのだろうか。』

犬塚莉桜:身の丈に合った日々を送りつつも、キラキラした世界への憧れを捨てきれずにいる。


『彼女はきっと他人と自分を比べたりしないんだろう。私はいつも、比べている。比べて、比べられて、また比べて……その繰り返し。』

柳ヶ瀬直人:あるコンプレックスから人前でしゃべるのが嫌い。


『彼女は人間が好きなんだろう。人と話したくて知りたくて仕方がないんだろう。俺は人間が嫌いだ。』

大倉実彩子:1年の3学期から不登校。乃亜の幼馴染。


『彼女みたいにすべてのものから自由に生きられたら、どれだけ楽だろう。私は私をやめられない。』

星野由宇香:教員2年目、琴子のクラスの担任。


『あの子はどんなことを考えているだろう。どんな経験をしてきたんだろう。きっと、教師である私から見えているのは、彼らのほんの一部分だ。』



書籍情報

“『ナニカらしく』振る舞うことを放棄した。

そしたら『私らしさ』だけが残る”

『古都琴子は好きに生きるので、あしからず』

汐見 夏衛/著

イラストレーター:CONAKI

発売日:2025年10月28日

定価:1,595円(税込)

※タイトルは仮題です。発刊時に変更になる場合があります。

※一部地域では発売日が異なります。

早くも絶賛レビューが続々!

  • 「あるある」「いるいる」「うん、わかる」と思いながら読んでいたら、厚かましくも気分はクラスメイトの一員だった。古都さんの取材に、私もこっそり回答してみたり。昔…ちょっとだけ昔に、学生ではなくなった私でも、グイグイ惹き込まれたのだから、リアル同世代に刺さらないわけがない。どれだけの人が本当の自分を見せているのか、なんなら本当の自分なんてもの、自分にすらわからないとか…あるある。悩みを人に見せずに頑張る子、いるいる。うん、わかるよ。それでいいんだよ、って背中を押してくれる作品だと思う。(紀伊國屋書店相模女子大学ブックセンター/藤井さん)


  • 自分らしく、自分の想いのまま行動するのは難しいので、実際は出来ないけど私も人間をやめたい…と思います。琴子さんも色んな経験をして、目標達成のため頑張る。並大抵のことではないけれど、そんな琴子さんに憧れます!(未来屋書店書店成田店/髙橋さん)


  • 琴子さんと跳ぼう!この世界を縦横無尽に。きっと自分の中の新たな自由が見えてくる。(うさぎや矢板店/山田さん)


  • 圧倒的主人公ここにも登場コトコトコ。(久美堂本店/ご担当者)


  • 最初は変な名前だなって思った、古都琴子。読み終わったらそれは勇気をくれる合言葉でした。コトコトコを、みんなの心の中に。(イノウエさん)



著者プロフィール

汐見 夏衛(しおみなつえ)

鹿児島県出身、愛知県在住。2016年『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』でデビュー。2023年に映画化され、大ヒットに。著者累計300万部を超える人気作家。

著者コメント

< 直筆メッセージ >

この作品はコンテストから誕生しました

※コンテストはすでに終了しております。

本作は第3回「きみの物語が、誰かを変える。小説大賞」の【10代限定「きみの想いが誰かを変える」部門】に寄せられた、10代の皆さんの「想い」をもとに、汐見夏衛が書き下ろした長編小説です。

 汐見夏衛の著書

著者累計300万部突破!

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