後宮を舞うは七彩の糸

作品あらすじ

異能の血を引く占師・翠玉は、過去の因縁のせいで虐げられ生きてきた。ある日、客として翠玉の住居を訪れた気品漂う美男・啓進。彼は、なんと因縁の一族の血を引く皇帝だった。翠玉の素性を知った上で、病に伏せる双子の弟の呪いを解いて欲しいと言うのだ。そんな最中、突如住居を賊が襲い、翠玉はあろうことか啓進に守られてしまう。住居を失い途方にくれる翠玉。しかし啓進は事も無げに「俺の妻になればいい」と強引に後宮入りを迫ってきて…!?かくして“偽装夫婦”となった因縁のふたりが後宮の呪いに挑む――。後宮シンデレラ物語。

作者コメント

こんにちは、喜咲冬子です。中華風ファンタジー『後宮を舞うは七彩の糸』の主人公・翠玉は、二百年の因縁に縛られた、貧乏暮らしの占師。ある日、客として現れた青年の依頼で、後宮を蝕む呪いを解くことに。一族に伝わる異能を武器に、呪いに立ち向かう翠玉の奮闘を、お楽しみいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

~PROFILE~
喜咲冬子(きさきとうこ)

函館生まれ、札幌在住。『黎明国花伝』にて第3回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞受賞。『流転の貴妃』にて2019年ノベル大賞佳作受賞。シナリオライターの経験を活かした、個性的なキャラクターと高い構成力が魅力。著作に『カフェ飯男子とそば屋の後継ぎ』(スターツ出版文庫)、『星辰の裔』(集英社オレンジ文庫)、コミカライズした『華仙公主夜話』シリーズ、『御苑筆姫物語』(富士見L文庫)などがある。

書籍情報

2021年5月28日発売

スターツ出版文庫から書籍化!!

『後宮の寵姫は七彩の占師』

喜咲冬子/著

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