山田蜜実(女性・26歳・OL) 化粧品会社支店勤務のOL。 フラれたばかりの新鮮なロンリーレディ。独女。 切実に新しい恋人が欲しい。 至って平凡なOLで、少女趣味にミーハー。 スマホで日記を書くのが趣味。 ブログに載せる写真ネタを見つけたい。 灘建児(男性・30歳・店長) 喫茶「ワイドハート」を独りで経営している。 人懐っこく、喜怒哀楽が激しい。 料理の腕もピカイチで、言葉のサーブも的確。 店長目当てにお客が来るほど。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー あらすじ 【二十四時からは(予約)空けてます。】 独り街行く山田蜜実の目に貼り紙が留まる。 そこは喫茶『ワイドハート』 入ると陽気な店長・灘建児だけが居るお店。 初めて訪れる店で、言葉の上手い店長・建児に、絆されてゆく蜜実。 蜜実は建児に流されて、【二十四時からの予約】を入れる事にーーー………！？

「お目が高い。お悩み映しプレートをご希望ですか」 喫茶雲居の看板メニュー、「お悩み映しプレート」。 曰くありげな鏡に映るのは悩みか、はたまたそれとも── パーフェクト・ムーンとあだ名される程に仕事をこなすしっかり者の望月　環（もちづき　たまき）。 降って湧いた仕事に忙殺されていた彼女は、鏡だらけの喫茶店に迷い込む。 そこは雲居カイ（くもい　かい）と名乗る店長が営む「喫茶雲居」だった。 鏡に映した悩みに添ったメニュー「お悩み映しプレート」に環の心はほぐされていく。 雲居の優しい語り口に惹かれる環だが、雲居には秘密があって──

夏のある日、“元・弟”が家に転がり込んできた。 ちょっと訳ありらしく、しばらく家に置いて欲しいみたい。 聞きたいことはたくさんあるけれど、とりあえず今晩、なに食べようか――。 ２４歳OLと２１歳大学生の元・弟がほのぼのと一緒にご飯を食べる話。