立華 アイさんの作品一覧

4人でいられたはずなのに

総文字数/6,968

ミステリー1ページ

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ずっと、4人でいられると思っていた。 放課後の教室。 くだらないことで笑って、写真を撮って、 卒業してもずっと友達でいようって約束した。 茉白、栞奈、緋莉、映美。 性格も好きなものも違う4人だったけれど、 一緒にいる時間だけは、何にも代えられなかった。 ――あの日までは。 「せーので、好きな人言わない?」 ほんの軽い気持ちで始まった恋の話。 けれど、4人の口から出た名前は同じだった。 桐谷琉生。 たった一人の男の子を、 4人全員が好きになってしまった。 「誰が選ばれても恨まない」 そう約束したはずだった。 なのに。 小さな嘘。 抜け駆け。 嫉妬。 疑い。 昨日まで大好きだった友達の笑顔が、 少しずつ怖くなっていく。 好きだから、幸せになってほしい。 好きだから、想いを伝えたい。 好きだから、選ばれたい。 そして―― 好きだから、誰にも渡したくない。 同じ「好き」だったはずなのに、 4人の恋は少しずつ違う形へ変わっていく。 文化祭まで、あと少し。 あの頃の私たちは、まだ知らなかった。 恋が終わるよりもずっと怖いのは、 大切だった友情まで壊れてしまうことだということを。 ――私たちは、4人でいられたはずなのに。
京都怪異探偵録 ―祈りは宵闇に消えず―

総文字数/7,170

和風ファンタジー1ページ

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千年の都・京都。 華やかな観光地の裏側には、 人ならざるものが歩く、 もう一つの京都が存在する。 幼い頃から怪異が見える少女――雨宮祈。 ある雨の日、 “顔のない女”に追われた彼女が逃げ込んだのは、 怪異や呪い専門の「宵月探偵事務所」だった。 そこで出会ったのは、 飄々とした祓い屋の所長・九条遥。 「幽霊より、生きてる人間のほうが面倒やで」 午前二時に近づいてくる足音。 写真を見るたび増えていく女。 何度捨てても帰ってくる人形。 開けてはいけない井戸。 そして、京都に眠る“百鬼の門”。 怪異は、本当にすべて悪なのか。 呪いの奥に隠されていたのは、 誰にも届かなかった悲しみと、 忘れられなかった祈りだった。 「消すんじゃなくて――私、その人の話を聞きたい」 祓うことを選んできた男と、 怪異を救おうとする少女。 二人が辿り着くのは、 千年間、この街が隠し続けてきた真実。 これは、 怪異を倒す物語ではない。 宵闇に取り残された“声”を見つける、 京都怪異探偵譚。
ログアウトできない恋

総文字数/29,170

青春・恋愛9ページ

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「ねえ、この気持ちは、本物だと思う?」 画面の向こうにいる君を、私は確かに好きになった。 声も、言葉も、夜の沈黙さえも、全部が愛おしかった。 触れられなくても、会えなくても、心は繋がっていると信じていた。 でも―― もし君が、私の知らない誰かだったら? もしこの恋が、嘘から始まっていたとしたら? それでも、この気持ちは“本物”だと言えるのだろうか。 17歳。 まだ何も知らないはずの年齢で、 私たちは“正解のない問い”に出会ってしまう。 好きになることに理由はいらない。 だけど、信じるには覚悟がいる。 画面越しに始まった恋は、 やがて現実を侵食し、心を試し、 取り返しのつかない選択へと導いていく。 これは、 「ネットの恋は本物か?」という問いに、 たったひとつの答えを出そうとした、 ひとりの少女の物語。 読み終えたとき、あなたはきっと、 誰かにこの問いを投げかけたくなる。
あなたが最後に見た景色

総文字数/41,720

ミステリー6ページ

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**「この物語を読んだあなたは、もう事件の当事者です。」** 目を覚えたとき、あなたは記憶を失っていた。 名前も、過去も、自分が何者なのかさえ思い出せない。 残されていたのは、たった一枚の紙。 **「犯人を見つけろ。」** その言葉をきっかけに、あなたは奇妙な連続事件を追い始める。 事件現場に残された違和感。 誰もが隠している秘密。 味方だと思った人物の嘘。 そして、少しずつ蘇る断片的な記憶。 真実へ近づくほど、新たな謎が生まれ、「信じる」という行為そのものが揺らいでいく。 この作品には、第一章から最終章まで数多くの伏線が散りばめられています。 何気ない会話。 さりげない描写。 違和感のある言葉。 そのすべてが、最後の一ページで一つにつながります。 しかし、本当の結末は、読み終えたあとに始まります。 あなたは、本当に事件を解決したのでしょうか。 それとも、誰かの描いたシナリオどおりに真実へ導かれただけなのでしょうか。 ページをめくるたび、あなた自身が主人公となって物語へ入り込む、新感覚の没入型・心理ミステリー。 最後の一文を読んだ瞬間、きっとあなたはもう一度、第一章へ戻りたくなるはずです。
君が教えてくれた故郷

総文字数/14,235

青春・恋愛3ページ

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何もない町だと思っていた。 都会に憧れ、この町を出て行くことばかり考えていた高校生・神谷悠斗。 そんな彼が出会ったのは、誰よりも故郷を愛する少女、水野美月だった。 「本当に何もないのか、自分たちの目で確かめてみようよ」 その一言から始まった、中津川市の魅力を発信する動画制作。 馬籠宿の石畳。 苗木城跡から見下ろす絶景。 夏のおいでん祭。 秋のふるさとじまん祭・菓子まつり。 そして、恵那山の雄大な景色――。 仲間たちと共に町を巡る中で、悠斗は知らなかった故郷の魅力と、人の温かさに触れていく。 そして気づく。 宝物は遠くにあるものじゃない。 ずっと足元にあったのだと。 友情、恋、夢、そして旅立ち。 岐阜県中津川市を舞台に描く、笑って、泣いて、少しだけ恋をする青春物語。 あなたの故郷にも、まだ気づいていない宝物があるかもしれない。 ――これは、五人の高校生が見つけた、かけがえのない青春と故郷の物語。『君が教えてくれた故郷』。
犬系男子は猫系男子に恋をする

総文字数/85,269

BL50ページ

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放課後の教室、少し近すぎる距離。 名前を呼ぶだけで、胸がうるさくなる。 明るくて人懐っこい犬系男子・春日陽向と、 無口でクールな猫系男子・三条怜。 正反対の二人は、席替えをきっかけに、少しずつ同じ時間を過ごすようになる。 文化祭の準備、放課後の帰り道、何気ない会話。 その一つひとつが、気づけば「特別」になっていく。 恋だと気づくのは、いつも遅くて、でも確かだった。 文化祭では、王子様と執事のコスプレカフェ、 そして午後にはロミオとジュリエットの舞台。 役を借りて交わされる言葉は、演技なのか本音なのか。 視線が重なるたび、心は静かに揺れていく。 「さぁて、お嬢様はどちらがお好みでしょうか」 そんな台詞の裏に隠された、言えない想いと、抑えきれない独占欲。 犬みたいにまっすぐな恋と、 猫みたいに不器用な恋。 触れそうで触れない距離の中で、二人は少しずつ前へ進んでいく。 これは、 誰かを好きになる瞬間と、 その気持ちを大切に抱きしめるまでの物語。 やさしくて、甘くて、 ずっと見守っていたくなる青春恋愛BL。
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