プロフィール

北畠 逢希
【会員番号】1032530
悲恋と美少年が好きです。

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亡国の聖女は氷帝に溺愛される

総文字数/76,588

異世界ファンタジー32ページ

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【──その聖女は、大罪を犯した】 少女が目を醒ましたのは、氷帝と呼ばれている冷酷無慈悲な男・ヴィルジールが治める帝国だった。 全てを失った少女に、皇帝は問いかける。 「──お前が国を滅ぼした聖女か?」 帝国で保護された“難民”たちは、少女を“聖女”と呼び、恨み、罵り、石を投げつけた。 (わたしはとても大切なものを、護れなかった。それだけは憶えているのです) 「──名を、くれてやる」 ヴィルジールの命を救ったことを機に、近づくふたりの距離。だが、少女には宿命が、ヴィルジールには使命があった。 全てを失った少女と、不器用な皇帝の物語。

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レビュー一覧

ネタバレ
涙があふれました。
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すらすらと読める文なのに、ふと止まって撫でたくなってしまうような柔らかくて優しい言葉で紡がれた物語。読み終えた時、涙があふれていました。
琥珀、つらかったね。でも強くなったね……虐げられ怯える日々を送っていた琥珀が、蘿月と出逢い歩き出すようになり、最後は人前で踊れるほどまでになってよかったです。少女から女性へと変わっていく琥珀。骨を拾う場面では、これまでの出来事の映像がすーっと流れてくるようで、気づいたら泣いてしまっていました。救われてよかった……。
何故か悪役だった志貴のことが嫌いになれませんでした。暴力も暴言も嫌ですが、それほどまでに愛していたのだと思うと辛くて……。共に暮らしていた日々の中でも、心の底から愛し慈しんでいた瞬間もあったのではないかな、と思いたいです。来世はまともな人になってくださいまし。

五百年後の世界でも、琥珀と蘿月が出逢い、笑い合ってくれますように。

2025/10/08 13:51
和風ファンタジー 26ページ ・総文字数84,102
ネタバレ
控えめに言って好きです
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タイパってなんだろう…と思いながら読み進めていくと、リアリティ溢れる女性陣の会話には思わずクスッとしてしまいました。あれ、この間飲み会で似たような話をしてたなぁって…(笑)なるほど、タイパとはあれを略したことだったのですね。
彼女たちが言わんとしていることはとっってもよく分かるのですが、私の思考はどちらかというと主人公寄りなのか、ふんふん、そうだよねって共感してしまいました。
そして、その後に現れた柚木先輩…!!
いいキャラをしているではありませんか!主人公もそうですけど、自分の考えを持っていて、軸がある人って凄く魅力を感じます。
そんなふたりだからこそ紡がれる時間というか、空間というか…。読んでいてとても心地がよかったです。
恋に発展したらそれはそれで楽しそうですが、このふたりだからこそ味わえるものを味わえたような気がしました。
好きです!

2025/07/02 17:16
青春・恋愛 1ページ ・総文字数5,554

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