2022年7月発売のスターツ出版文庫
今の自分が大嫌いだった。
でも君の言葉で一歩踏み出せたんだ――。
でも君の言葉で一歩踏み出せたんだ――。
わたしを変えた夏
イラストレーター:hiko
- あらすじ
- 普通すぎる自分がいやで死にたいわたし(『だれか教えて、生きる意味を』汐見夏衛)、部活の人間関係に悩み大好きな吹奏楽を辞めた絃葉(『ラジオネーム、いつかの私へ』六畳のえる)、友達がいると妹に嘘をつき家を飛び出した僕(『あの夏、君が僕を呼んでくれたから』栗世凛)、両親を亡くし、大雨が苦手な葵(『雨と向日葵』麻沢奏)、あることが原因で人間関係を回避してきた理人(『線香花火を見るたび、君のことを思い出す』春田モカ)。さまざまな登場人物が自分の殻をやぶり、一歩踏み出していく姿に心救われる一冊。
- 著者コメント
- 【汐見夏衛さん】
このたび『だれか教えて、生きる意味を』をアンソロジーに収録して頂けることになりました。自分の生きる意味を模索して思い悩む少女のお話です。元は詩としてサイトに公開していた短編作品で、いつもと少し作風が違うのですが、楽しんで頂けたら幸いです。
【六畳のえるさん】
短編コンテストの受賞作をアンソロジーとして収録していただくことになり、とても光栄です。この作品は、高校時代にいつも悩んでいた自分を思い出しながら書きました。読んでくれた「いつかの自分」に、少しでも自分を変えるきっかけが届きますように。
【栗世凛さん】
この度短編コンテストで受賞した作品をアンソロジーに収録していただきました。改稿等により、作品としてはより洗練されたものに仕上がったのではないかと思います。お楽しみいただけますと幸いです。
【麻沢奏さん】
『雨と向日葵』は、大雨が苦手な主人公と、笑わない秀才と呼ばれる男の子のお話です。過去に一度会話しただけだったのに、ひょんなことから始まった家庭教師。そのふれ合いを通して起こるふたりの心の変化や成長を楽しんでいただけたらうれしいです。
【春田モカさん】
春田モカです。この度は素敵なテーマの短編集に参加させて頂くことになり、とても嬉しく思っております。線香花火がモチーフとなった、高校生たちの淡い青春を描かせていただきました。主人公がラストに向かって成長していく姿を、見守って頂けましたら幸いです。
その日記には、5日後の“君が死ぬ未来”が記されていた――
きみと僕の5日間の余命日記
[原題]余命日記
イラストレーター:雨森ほわ
- あらすじ
- 夢を諦め、教室の隅で地味に生きる日也は、ある日奇妙な日記を拾う。偶然居合わせたクラスメイトの一軍女子・真昼と中身を確認すると『余命日記』と名付けられたそれは、日也と真昼の未来が予言されていた。半信半疑の日也だったが、強引な真昼とともに予言が本当に当たるか検証することに。しかし、日記の最後のページには、5日後に真昼が死ぬ未来が記されていて――。「君が残してくれたもの、ぜんぶ抱きしめて生きるよ」――ラスト『余命日記』に隠された彼女の秘密に涙が止まらない!期限付き純愛ストーリー。
- 著者コメント
- こんにちは、小春りんです。今回は初めて、男子が主人公のお話を書きました。物語のテーマは『自分の人生の主役は自分』です。久しぶりの青春✕恋愛もので、みなさんに楽しんでいただけるか不安&緊張しておりますが、物語を通して伝えたかった想いや言葉を、一人でも受け取ってくださる方がいれば嬉しいです。ひと夏(5日間)という期限付きの、純愛ボーイミーツガール。どうぞよろしくお願いいたします。
女の子を身籠り、お世継ぎが産めないと知った凜は身を隠し…
神世で極秘出産!?
神世で極秘出産!?
夜叉の鬼神と身籠り政略結婚四~夜叉姫の極秘出産~
イラストレーター:れの子
- あらすじ
- 夜叉姫として生まれ、鬼神・春馬の花嫁となった凜。政略結婚なのが嘘のように愛し愛され、幸せの真っ只中にいた。けれど、お腹の子の性別が女の子だと判明。凜はお世継ぎを望む春馬を悲しませたくないと、家を出てひとり産むことを決意する。そして鬼神の父・柊夜と母・あかりの元に身を寄せるが…。しかし、夜叉姫を奪おうと、他の鬼神の魔の手が伸びてきて!?「ふたりの愛の証は誰にも奪わせない」凜を救いにきたのは、最強の鬼神である愛する夫・春馬だった――鬼神と夜叉姫のシンデレラストーリー完結編!
- 著者コメント
- こんにちは、沖田弥子です。『夜叉の鬼神と身籠り政略結婚四~夜叉姫の極秘出産~』を、シリーズ完結編として刊行していただけることになりました。誠にありがとうございます。春馬を守るため、秘密の地で極秘出産することを選ぶ凜ですが、そこへやって来た新たな鬼神とは……?これまで登場した鬼神たちもたくさん活躍します。春馬の溺愛もいっそう深いので、最後までお楽しみいただけましたら幸いです。
虐げられて育った少女は追放され、後宮の生贄妃となるけれど――。「俺以外の男に絶対に渡さない」
後宮の生贄妃と鳳凰神の契り
[原題]鳳凰神と生贄妃の婚姻
イラストレーター:くにみつ
- あらすじ
- 家族に虐げられて育った少女・江瑛琳。ある日、瀕死の状態で倒れていた青年・悠炎を助け、ふたりの運命は動き出す。彼は、やがて強さと美しさを兼ね備えた国随一の武官に。瑛琳は悠炎を密かに慕っていたが、皇帝の命により、後宮の生贄妃に選ばれてしまい…。悠炎を想いながらも身を捧げることを決心した瑛琳だが、神の国にいたのは偽の鳳凰神で…。そんなとき「俺以外の男に絶対に渡さない」と瑛琳を迎えに来てくれたのは真の鳳凰神・悠炎だった――。生贄シンデレラ後宮譚。
- 著者コメント
- こんにちは、唐澤和希です。『後宮の生贄妃と鳳凰神の契り』と言う作品を出させていただく運びとなりました。不遇な少女が運命の愛を知り幸せを手にしていくという、後宮シンデレラ婚姻譚となっております。私の大好きな設定を詰め込みました!楽しんでいただけましたら嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。