美保子さんの旦那さんは、何度も頭を下げながらLDRへ入って行った。
その背を見送ると、私も部長もふーっと大きく息をつく。
大きな仕事を終えた気分と、自分たちも近く同じ経験をする緊張感。
「ドキドキしますね」
「ああ、あとはご夫婦と赤ん坊に任せて帰ろう。夕飯だ」
「ゼンさん、かっこよかった」
「は!?……当たり前だ。バカ」
ストレートに褒めると照れる部長。
可愛いなぁ。
私は部長の腕に自分の腕を巻き付け、病院を後にした。
頑張れ、美保子さん!
心の中で声援を送り、そして祈る。
どうか、母子ともに健康でありますように!
その晩、日付が変わった深夜2時。
美保子さんは3250グラムの男の子を出産した。
元気な泣き顔の赤ちゃんと、抱っこで微笑む美保子さんの写真が翌朝送られてきて、
私は嬉しくて大泣きしたのだ。
その背を見送ると、私も部長もふーっと大きく息をつく。
大きな仕事を終えた気分と、自分たちも近く同じ経験をする緊張感。
「ドキドキしますね」
「ああ、あとはご夫婦と赤ん坊に任せて帰ろう。夕飯だ」
「ゼンさん、かっこよかった」
「は!?……当たり前だ。バカ」
ストレートに褒めると照れる部長。
可愛いなぁ。
私は部長の腕に自分の腕を巻き付け、病院を後にした。
頑張れ、美保子さん!
心の中で声援を送り、そして祈る。
どうか、母子ともに健康でありますように!
その晩、日付が変わった深夜2時。
美保子さんは3250グラムの男の子を出産した。
元気な泣き顔の赤ちゃんと、抱っこで微笑む美保子さんの写真が翌朝送られてきて、
私は嬉しくて大泣きしたのだ。