ピッ ピッ ピッ ピッ

 何か音が聞こえる。

 規則正しいその電子音が、どんどん大きくなってゆく。

 ピッ ピッ ピッ ピッ

 目を開くと、真っ白い天井と蛍光灯が見えた。

___ここは、どこだろう?

 首を動かしてあたりの様子を見る。

 見たことのないパジャマのようなものを着て、私はベッドに寝ているようだった。

 身体にいくつかのコードがつけられている。

 それらは、左側にある機械につながっているようだった。

 画面には『血圧』『脈拍』と表示されていて、それぞれ数値が出ている。

 ピッ ピッ ピッ ピッ

 機械からその音は出ているようだった。