マリナさんの目の輝きは他の大人と圧倒的に違う。
いつまでも追い続けているし、ときめき続けている。
重度の恋愛体質。
いつまでも愛されていたいし、最初の頃に感じるドキドキをいつまでも保ち続けていたい。
そんな人。
相手にこだわってるわけじゃなくて、相手がいることで満たされている、
そんな自分によって満たされている。
難しいけど、そんな感じ。
別に悪くないと思う。
私は小学生のとき以来マリナさんを友達だと思い続けてきた。
一緒にご飯食べて、買い物して、お風呂に入って恋愛トーク。
――生理っていつ頃来た?まだ来ないの。
――アユミちゃんも中学入ってからって言ってたから大丈夫だよ。
――今日ね、クラスの山本君に好きって言われたの。
――え、いいじゃん!付き合うの?
クラスにもひとりはいる、恋愛体質の友達。
そんな感じで接してきて仲は良かった。