「…はい」 真希が自信なさげに答えると、園山はにっこりと笑った。 「もちろん、それ以外のプライベートな相談も大歓迎だ」 あははと笑いながら、今日彼に会えて良かったと真希は思った。 バレンタインなんて大嫌いだ。誰にも会わず、仕事をしているほうがずっといい。 「頼りにしてます、マネージャー」 園山は優しく微笑んだ。