自分が守るべき女の子は真希という名前で、偶然にも太一と同じ小学校に通っていた。 違うクラスだった彼女に、太一はある日思い切って話しかけてみることにした。 近くで見ると、遠くから見るより数倍綺麗で可愛い彼女に、太一は何と話しかけて良いかわからず、とっさに彼女の胸についた名札『真田真希』を見て「マダマキ?」と言ってしまったのだった。 「サナダマキ、よ」 ふふっと優しく微笑んだ彼女に、太一は真っ赤になってこう言った。 「ぼくたち、友達にならないか?…これからはぼくが、真希を守るから」