「はは、容赦ねー。まぁお前が悪い、メールも電話も無視すんだもん。俺たち、オトモダチっしょ?」
「そうそう、健太がいっちばーん、傷ついてたんだぜ? 手加減できないほどにな。…せいぜい、死なないでくれよ? まださぁ」

後ろでふたりはぎゃははと下品に笑っている。
類は友を呼ぶって、ホントなんだな。

でも、そうね。
最後の一部分だけは、同感だわ。

「なんでここに居んのか知らねぇけど…今こうして居るってことは、これからもっと、遊んでくれるってことだろ?」

無邪鬼にわらう。悪魔が嗤う。

あたしなら、彼じゃなくてあたしがこの体に居る時なら、痛みは少しでも和らぐかもと、そんな自惚れたことを思っていた。
やっぱりそんなこと、ないんだなぁ。

ごめんね、ちゃんと、守ってあげれなくて。

やっぱり…痛いや。