高校二年の時に、仲良くなった女の子がふたりいたんですが、その子たちが裕菜のような感じで。
はるに似てる私としては、ふたりが羨ましかったし、一緒にいることがとてもつらかったんです。
引き立て役に自然になってる自分が本当にみじめで……。
その時に書き始めたのがこの作品だったんです。
親友をひたすらひがんでる小説なんて……と、途中で迷いましたが、これが私の等身大の想いなんだと伝わればそれでいいかなと。
おかげで完結するのに一年かかりましたけど(笑)
私のように、はるのように、友達がまぶしくてつらい思いをしてる人に、少しでも元気を与えることができていれば幸いです。
ちなみに、ふたりの友達とは今でも仲良しですよ。
作品を書きながら、私は私らしく堂々としてればいいと思うようになってから、ふたりといるのが楽しくなっていったんです。
はるとひーのように、本当の意味で友達になれました。