和美は大きくうなずくと、
「まぁ、違うかもしれへんけど」と言ってから続けた。
「見つかった量が問題や。たとえ人のものでも、それが完全に証明されへんかぎりは、雪ちゃんの所有とみられるやろ。初犯で執行猶予がつくんは、『販売目的』でない事が前提となってるんや。あの量なら、確実に『販売目的』と見られてまうやろ。そうなると、実刑もありえるかもしれへん」
がっくりとうなだれた雪乃の顔を覗き込むようにして、和美が笑顔を作る。
「まだ分からへんって。あと5日あれば何かしら動きがあるって。そんな暗い顔したら、うまくいくものもいかなくなるで!とりあえず、弁護士にさっきのこと伝えたほうがええな」
力なく雪乃は笑顔を作ってみせ、そして小さくうなずいた。
「まぁ、違うかもしれへんけど」と言ってから続けた。
「見つかった量が問題や。たとえ人のものでも、それが完全に証明されへんかぎりは、雪ちゃんの所有とみられるやろ。初犯で執行猶予がつくんは、『販売目的』でない事が前提となってるんや。あの量なら、確実に『販売目的』と見られてまうやろ。そうなると、実刑もありえるかもしれへん」
がっくりとうなだれた雪乃の顔を覗き込むようにして、和美が笑顔を作る。
「まだ分からへんって。あと5日あれば何かしら動きがあるって。そんな暗い顔したら、うまくいくものもいかなくなるで!とりあえず、弁護士にさっきのこと伝えたほうがええな」
力なく雪乃は笑顔を作ってみせ、そして小さくうなずいた。