「ご機嫌ななめのセナさんに、はい。」 「…………。」 花のかんむりを作ってもらって喜んでいた小さな女の子は、もうここにはいない。 「伊織。」 私が欲しかったもの。 「ん?」 本当に 本当に 欲しかったもの。 「……好きだよ。」 時々死にたくなる。 私を見てよ。 私はアンタの心が欲しい。