ギシッと、軋むベッド。 あたしの心は震えていた。 先生の肩ごしに見上げた、花火の輝き。 鍵をかけた保健室、 あたしと先生を隔てるものは何もない。 あたしは生徒じゃないし、先生は先生じゃない。 温もりとか、呼吸とか、鼓動とか、 愛しくて。何もかも。 手を伸ばせば、触れられる。 だから、 あたしは、先生を求める。