「ねー、ソウちゃん。ルミちゃん何時にくるのー?」


やっとパジャマから着替えてからボクに聞く。


「さぁな。午前中には来るんじゃないのか?」


「ゴゼンチュウ?それって何時?」


ダメだ、相手は幼稚園児だ。

まともな答えじゃダメみたいだ。


「うーん・・・。おやつの時間が終わって、お昼ご飯の前。その間に来ると思うけど」


「OK!!」


「お前、本当にわかってんのか?」


ボクの質問に不満な顔をする。


「ソウちゃん、ツナミの名前は「お前」じゃないでしょ!」


「はいはい、でもツナミもお父さんの事を名前で呼ばないように」


「わかったよー、ソウちゃん」


ウフフと笑うこの子はボクとルウコの子供の『ツナミ』。