空の色が変わることはなかった。


外から差し込む光の量は変わらない、ずっと夏の5時半。

窓から一本、消えない飛行機雲が見えて、胸がぎゅっと掴まれた。


もう一本はここからは見えない。



教室には不安や落胆らが充満していた。

いつもはたくさんの生徒で賑わう教室、この時間だって帰宅部の子たちがおしゃべりしたり、勉強したりする教室。



なのに今は私たち5人だけ。

しかもぱらぱらとまばらに座ったり歩いたり、会話が弾むことなんてない。


私もただ自分の席に座って、外を、空を眺めていた。