少しだけ、空気が軽くなった教室。
日下さんと青野君がまた他愛のない話をしてくれて、今度は大庭君も時折参戦してきたりして。
ちょっとだけ、わだかまりが解けたような雰囲気。
だけど――かわらない。
時計の針は相変わらず同じ時間を繰り返し示し続けていて。
窓の外の景色も、何も違わない。
それでも時々大庭君や青野君がドアに手をかけてくれて、霧崎君が窓を確かめてくれるんだけど。
やっぱり開く気配もない。
一体、ここに閉じ込められてどれぐらい経ったのだろう。
本来時刻の経過を教えてくれる時計が、同じ時を繰り返している為、さすがに時間の感覚がなくなってきてしまった。
1時間? 2時間? さすがに一日経ったという気はしないけれど。
日下さんと青野君がまた他愛のない話をしてくれて、今度は大庭君も時折参戦してきたりして。
ちょっとだけ、わだかまりが解けたような雰囲気。
だけど――かわらない。
時計の針は相変わらず同じ時間を繰り返し示し続けていて。
窓の外の景色も、何も違わない。
それでも時々大庭君や青野君がドアに手をかけてくれて、霧崎君が窓を確かめてくれるんだけど。
やっぱり開く気配もない。
一体、ここに閉じ込められてどれぐらい経ったのだろう。
本来時刻の経過を教えてくれる時計が、同じ時を繰り返している為、さすがに時間の感覚がなくなってきてしまった。
1時間? 2時間? さすがに一日経ったという気はしないけれど。