「ならいーけど。…無理すんなよ?



…で、手に持ってるやつ何?」


「あ、友達から貰った手紙だよっ」




…初めて、日向に嘘をついた。



だから…日向の目をまっすぐ見ることが出来なかった。



「ふーん。…あ、この前の社会のノート見して」


「う、うんっ」



…日向は特に気に止めなかったけれど。



安心するどころか、あたしの心は余計に痛くて。




…だけど作り笑顔を崩すことは出来なかった。







ごめんね、愛ちゃん…