「絶対に…あたし、夢叶えるからね…」



どれくらいの月日が経ってから、になるのだろう。



あたし達はどんな風に、それぞれの道を歩いていくのだろう。





…あたしは、日向の道に



日向は、あたしの道に



寄り添うことは出来なかったけれど



影は一つになることは出来なかったけれど



果てしなく長く続く旅路が



どこかで不意に



交わることがあるのかもしれない。





…それを人は、゙奇跡゙と呼ぶのだろうか。





「大好きだよ」


「…ん?」


「ずっとずっと…日向が、大好きだよ」



この気まぐれな世界…いや、宇宙で。


永遠に変わらないと誓えるものが一つ、あるとしたら。




――――…それは、君への想い。