それから3日間、あたしの熱は下がらなかった。


そして4日目。

ほとんど症状は治まったものの、

「念のためもう一日だけ休みなさい」

というママの言うことをきいて、学校へは行かなかった。


この3日間、ベッドの中でずっと考えていた。


イッペー君のこと。

菊池君のこと。

それからあたしがどうすべきなのか。


バラバラになっていたパズルのかけらを一つずつはめ込むように、あたしの気持ちも少しずつまとまってきていた。


白い天井をぼんやり眺めながら考え込んでいると、喉が渇いていることに気づいた。


ベッドから起き上がって、

パジャマの上にカーディガンを羽織り、部屋を出た。