2018年7月発売のスターツ出版文庫

あの日、時を止めてしまった親友…。
不思議な絆の物語に、心がむせび泣く。
100回目の空の下、君とあの海で
[原題]100回目の桜を見よう
100回目の空の下、君とあの海で
発売日:
2018/07/28
定 価:
649円(税込)
櫻井千姫 /著
イラストレーター:ふすい
あらすじ
ずっと、わたしのそばにいて――。海の近くの小学校に通う6年生の福田悠海と中園紬は親友同士。家族にも似た同級生たちとともに、まだ見ぬ未来への希望に胸をふくらませていた。が、卒業間近の3月半ば、大地震が起きる。津波が辺り一帯を呑み込み、クラス内ではその日、風邪で欠席した紬だけが犠牲になってしまう。悲しみに暮れる悠海だったが、あるとき突然、うさぎの人形が悠海に話しかけてきた。「紬だよ」と…。奇跡が繋ぐ友情、命の尊さと儚さに誰もが涙する、著者渾身の物語!
著者コメント
7年前の震災をモチーフにした作品です。7年の間、父が他界し、母の故郷である熊本が被災しました。そういった経験がなかったら、この物語は書けなかったと思います。当時幼過ぎて何が起こっているのかよく理解できなかった人たちにこそ、読んでほしいと思っています。女の子ふたりの、ちょっと不思議な青春成長小説です。
私の毎日は当たり前じゃないこと、
“幽霊さん”が教えてくれた。
どこにもない13月をきみに
どこにもない13月をきみに
発売日:
2018/07/28
定 価:
682円(税込)
イラストレーター:やぎこ
あらすじ
高2の安澄は、受験に失敗して以来、毎日を無気力に過ごしていた。ある日、心霊スポットと噂される公衆電話へ行くと、そこに憑りついた“幽霊”だと名乗る男に出会う。彼がこの世に残した未練を解消する手伝いをしてほしいというのだ。家族、友達、自分の未来…安澄にとっては当たり前にあるものを失った幽霊さんと過ごすうちに、変わっていく安澄の心。そして、最後の未練が解消される時、ふたりが出会った本当の意味を知る――。感動の結末に胸を打たれる、100%号泣の成長物語!!
著者コメント
灰芭まれと申します。皆様のおかげで二作目を執筆させて頂けることになりました。ありがとうございます。本作は女子高生と幽霊さんが地球の隅っこで、喜怒哀楽と共に下手くそな前進後進を繰り広げながら『どこにもない13月をきみに』贈るお話になっております。とても素敵な表紙が目印となっておりますのでぜひ本屋さんでかくれんぼしている彼らを見つけて下さったら嬉しいです。
きっと永遠に、君が好きで好きで――。
人を想う純心と、戻せない年月に感涙。
切ない恋を、碧い海が見ていた。
[原題]碧色の君へ
切ない恋を、碧い海が見ていた。
発売日:
2018/07/28
定 価:
605円(税込)
朝霧 繭 /著
イラストレーター:飴村
あらすじ
「お姉ちゃん……碧兄ちゃんが、好きなんでしょ」――妹の言葉を聞きたくなくて、夏海は耳をふさいだ。だって、幼なじみの桂川碧は結婚してしまうのだ。……でも本当は、覚悟なんかちっともできていなかった。親の転勤で離ればなれになって8年、誰より大切な碧との久しぶりの再会が、彼とその恋人との結婚式への招待だなんて。幼い頃からの特別な想いに揺れる夏海と碧、重なり合うふたつの心の行方は……。胸に打ち寄せる、もどかしいほどの恋心が切なくて泣けてしまう珠玉の青春小説!
著者コメント
こんにちは、朝霧繭です。わたしは夏が来ると、この物語をつい思い出してしまいます。この季節に文庫化していただけてとても嬉しいです。夏休みが始まる前の高揚感、終わるときのちょっとした切なさ、誰もが経験していると思います。「夏海」と「碧」の、ひと夏の思い出を一緒に味わっていただけたら幸いです。
想いを綴る真っ直ぐな姿勢に感動!
切なくも、胸ときめく純愛物語。
東校舎、きみと紡ぐ時間
[原題]桜、ふわふわ ~キミからの I LOVE YOU~
東校舎、きみと紡ぐ時間
発売日:
2018/07/28
定 価:
627円(税込)
桜川ハル /著
イラストレーター:櫻シノ
あらすじ
高2の愛子が密かに想いを寄せるのは、新任国語教師のイッペー君。夏休みのある日、愛子はひとりでイッペー君の補習を受けることに。ふたりきりの空間で思わず告白してしまった愛子は振られてしまうが、その想いを諦めきれずにいた。秋、冬と時は流れ、イッペー君とのクラスもあとわずか。そんな中で出された“I LOVE YOUを日本語訳せよ”という課題をきっかけに、愛子の周りの恋模様はめくるめく展開に……。どこまでも不器用で一途な恋。ラスト、悩んだ末に紡がれた解答に思わず涙!
著者コメント
桜川ハルです。この度、『桜、ふわふわ』を改め、『東校舎、きみと紡ぐ時間』としてスターツ出版文庫より出させていただくこととなりました。改稿中は、私自身キャラクター達の想いを再度思い起こすことができました。どこまでもまっすぐで一途な片想いは青春ならではかなと思います。この夏のお共としてぜひ、よろしくお願いします。
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