そしてテスト最終日。


最後のテストを終えたあたしは、廊下で芙美と話しこんでいた。




「あー……もうダメ。マジやばいかも……コホッ」


あたしは廊下にペタンと座ってうなだれた。


テスト結果は、間違いなく過去最低の出来だと思う。


「はぁ……」


口から出てくるのはため息ばかり。

なんだか体もダルい。



結局菊池君への返事は保留のまま。


どうすべきなのか。

どうすることが一番良いのか。

その答えはまだ出せない。



まるで現国の解答みたい。

やっぱりあたしは正解のはっきりしない、なおかつたくさんの選択の中から答えを導き出すのが苦手だ。