もぉ、何これ、何これ。
「ぶっ……」
あたしは一人でウケて、足をバタバタさせた。
肩も震える。
もぉ、先生のくせに。
やることがかわいすぎるっ。
チラリと視線を送ると、一瞬だけ目が合った。
「うーい。じゃ、出席とりまーす」
あたしがウケてることに満足したのか、ほんの少し口の端を上げると出席を取り始めた。
誰にも見つからないように、そっとガムをカーディガンのポケットにしまった。
どんなに眠くなっても、
きっと、もったいなくて食べられない。
大好き……。
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