「咲楽さんは、夜中に時代劇ドラマ見てたから寝不足みたいデース」
芙美がからかうように言って
「時代劇かよー!」
「シブすぎ!」
クラス中が大爆笑。
芙美ぃ―――!!
ドラマ見てた、とは言ったけど、時代劇だなんて言ってないのに~!!
それに、イッペー君だって、絶対わざと意地悪して言ってる。
もぉ、最悪。
恥ずかしくて顔も上げられない。
とにかく手当たり次第、ノートや教科書を集める。
すると、トンと腕のあたりをつつかれた。
斜め後ろを振り返ると、菊池君がペンケースを差し出してくれていた。
芙美がからかうように言って
「時代劇かよー!」
「シブすぎ!」
クラス中が大爆笑。
芙美ぃ―――!!
ドラマ見てた、とは言ったけど、時代劇だなんて言ってないのに~!!
それに、イッペー君だって、絶対わざと意地悪して言ってる。
もぉ、最悪。
恥ずかしくて顔も上げられない。
とにかく手当たり次第、ノートや教科書を集める。
すると、トンと腕のあたりをつつかれた。
斜め後ろを振り返ると、菊池君がペンケースを差し出してくれていた。