「んー」
「あたし……もっと国語得意になりたいな」
「なんやねん。えらい唐突やな」ってクスクス笑うイッペー君。
「言葉って難しいな……って時々思うんだ。
考えれば考えるだけ、空回りしちゃう。
さっきだって、木村君のこと、もっと上手く励ましたかったんだけど。
なんて言えばいいかわからなくて。
頭叩いて『どアホ!』とか言っちゃった」
「ぷ……どアホて。すげーな」
「結局、わけわかんないこと口走って……。
でもそれって自分の意見を押し付けただけのような気もするんだ。
国語準備室でも……なんかあたし一人真面目な発言しちゃったし。
みんなのことしらけさせちゃったかな……って思う」
はぁ……とため息をついた。
「あたしね……時々眠れなくなるの。
布団の中で一日の反省会をすることがあって」
「反省会? 一人で?」
「あたし……もっと国語得意になりたいな」
「なんやねん。えらい唐突やな」ってクスクス笑うイッペー君。
「言葉って難しいな……って時々思うんだ。
考えれば考えるだけ、空回りしちゃう。
さっきだって、木村君のこと、もっと上手く励ましたかったんだけど。
なんて言えばいいかわからなくて。
頭叩いて『どアホ!』とか言っちゃった」
「ぷ……どアホて。すげーな」
「結局、わけわかんないこと口走って……。
でもそれって自分の意見を押し付けただけのような気もするんだ。
国語準備室でも……なんかあたし一人真面目な発言しちゃったし。
みんなのことしらけさせちゃったかな……って思う」
はぁ……とため息をついた。
「あたしね……時々眠れなくなるの。
布団の中で一日の反省会をすることがあって」
「反省会? 一人で?」