結局、私はその男子(こ)を放っておけず、部屋に入れた。
「即席麺くらいしか家には無いわよ」
その声を聞いた男子(こ)は、ピクリと反応した。
「わ~い! 眞琴さん、ありがとう!」
「だ~い好き!!」
ドキン!!
私は過剰に反応してしまった。
「そ……そういうのは軽々しく言わないの!」
「え~っ、何で?」
「だって好きだもん」
ドキン!!
その子に悪気は無いのだろう。
でも私には決して軽いものではない。
「さあ、出来たから食べて」
「いっただきまーす!」
ズルズルズルッ
凄い勢いで食べている。
本当にお腹空いてたんだ。
倒れるほど!?
「美味しいよ、眞琴さん」
食べている姿は天使みたいだった。
銀髪。
ハーフなのかな?
透き通るような肌。
女性と言われても疑う気がしない容姿。
「ごちそうさま、眞琴さん」
「美味しかったー」
もう食べちゃったんだ。
「で、これからどうするの?」
「僕、今日からココで寝る」
・・・・・・?
・・・・・・???
何?
変なフレーズが聞こえたような……?
「な、なんて……?」
「だから、僕ココで寝るの」
「眞琴さんと一緒でも良いよ」
「#”#$’&’()’&%$#”#%!!!」
「な、ななな、何ですとーーーーーーーーッ!!」
思わず叫んでいた。
「あはっ、喜んでくれた」
「眞琴さん、だ~い好き!」
ドドドキンッ!!
し、心臓が持たない……。
私、本当に三日で死ぬかも……。
「だから、どこでそういう言葉を覚えてくるのよ……」
「好きだから言ってるだけだよ?」
「そういう問題じゃなーい!」
彼はキョトンとしていた。
まるで、自分が何を言っているのか全く分かっていないみたいに。
そして私は思った。
もしかして、この子。
とんでもなく厄介な子を拾ってしまったんじゃないだろうか、と。
そしてその天使。
いや、無邪気な悪魔みたいな少年との生活が始まった。

